昭和５０年代　　単衣の時期あるいは盛夏におめでたい
出来事があったのでしょうか。夏用の正装の為に
準備された様ですが、使用感は全く感じません。
紬の織りの香りがそのまま残っています。
とても良い状態で大切に保管されていた事がわかります。
草木染めの先染めの紬糸が手織りでしっかりと
織られています。山水画のような構図で,山の稜線と
松が刺繍で縁取りされ、コントラストを印象づける
役目を果たしてくれています。
帯の両端は手でかがってあります。
附下げ、訪問着、色留め袖の単衣など、ここ一番という時
少し威張って背中を意識してみませんか。
淡いクリームや渋いモスグリーンに、
とても似合うはずです。

単位	B	C	D
ｃｍ	８８	１５	２４４

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