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洗い加工しましたのでしつけできちんと押さえ直ししました

商品No.：　ＲＫ０４８１

価格　：　\６６６,０００－

振袖

昭和３０年代　一越の黒縮緬の生地から何人もの職人の
手でしっかりと時間をかけて一枚の振袖が出来上がった
事が認識されます。五つ紋付きの婚礼の正装用として
準備され、それから長い時間、おそらく土蔵の中
でしょうか大切に保管されていたお家柄から出た品では
ないでしょうか。
絵柄の特徴はおめでた尽くしです。松竹梅、桐の花、
扇面の要にしっかりと組紐。楽太鼓、扇面に夫婦鶴。
紋の状態も大変綺麗で、お誂えの白生地から生まれた
着物の証しです。
この振袖が当店に来たときには、本金の部分が酸化
していました。これではもったいないので、着物全体を
超音波で洗い加工し、金彩加工を施しました。
そして見違えるように生まれ変わった状態が、ここで
お示ししている細部の写真です。その顛末はまた別の
ページで報告いたします。
黒地の本振袖は殆どお目にかかれません。
本紅のすばらしさも手に触ってもらいたいほど上質です。
戦後まもなくの時代に職人技の粋をつくした振袖の
希少性に価値を見いだしていただける方に
お勧めします。黒地の縮緬と本紅のコントラストを
お嬢様の正装用としてまた結婚式に、この振袖を
お色直しの振袖として、堂々と着用していただきたい
ものです。