昭和３０年代　　銀ラメの生地にワインレッドの大輪の
花弁。このような図柄の夏の博多帯にはよく出会います。
この帯はなかなか見事なデフォルメです。
前向きな希望に満ちあふれた時代背景があったのかも
しれませんね。銘仙、お召、絽や紗などの柄物
全ての表現が大胆で、大胆な柄行が女性を
着飾っていた時代を物語っています。
６０年前この帯は太陽の下で輝いていました。今も決して
輝きはうしなっていません。またへたっている感じは
ありませんが、少々使用感はあります。
垂れ先、手先の始末がされていないまま使用されて
いたようなので、この部分をきちんと織り込んでもらい
たいです。
この帯はリバーシブルです。裏のあずき赤はとても
上品で、あずき赤と銀の花弁のコントラストも
見事です。
年齢幅　２０から５０才代。

単位	B	C	D
ｃｍ		１

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