昭和50年代　節のある高級紬の地紋入りの白紬を
　　淡い萌黄緑に染め加工された品と思われます。
　　夏物単重として素晴らしく気品があります。
　　この萌黄緑は慶弔用として利用できます。
　　単重の時期の改まった席用に必要なお着物として生ま　　　れたものでしょう。黒の喪用の帯びを締められると、
　　通夜見舞いをはじめ法事用として大変重宝します。
　　またプラチナ、金銀箔の帯で、お祝い着としても立派に
　　出席が出来ます。お茶席は招待側でも客側でもOKです。
　　このお着物の萌黄緑色を見ていますと、天蚕繭から
　　織られた天蚕紬ではないかとも思わせます。
　　天蚕紬はとても高級な着物として尊ばれていました。
　　袖にはしつけが残っており、多分お召しになる機会もなく　　今日にいたったのではないかと思われます、


　　

身丈	裄	袖丈	後ろ幅	前幅	おくみ幅
１５１	６１	５３	２８	２３	1５．５
単位　cm

　　
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